JUN HYPER LEMON EVO 5 中国にて好タイムを記録。
4月28日に中国 Zhuhaiサーキットで行われた香港OPTION-fan誌主催のチューニングカーのタイムアタック(TRACK DAY) にJUN HYPER LEMON EVO 5が参加しました。 ほとんどの参加車輌は、香港から4~5時間ほど自走してサーキットに入り、日本車としてはインテグラ、S2000、GT-R、インプレッサ、EVO 6、中にはVR4(EC5W 6A12 2.5L twin turbo)もおり、その他にはポルシェ、フェラーリ、ロータス、BMWなど約50台が参加していました。
日本でもサーキット走行によく見られる車両が圧倒的に多い中、タイムアタック特別参加としてJUN EVO 5もZhuhaiサーキットに於ける市販車両レコードホルダーのポルシェGT3 RS(ミシュラン スリックタイヤ仕様)1分44秒にどこまで迫れるか?越える事が出来るのか?というメインテーマのもと参加しました。
4月27日(土)天気 曇り
JUN EVO 5のドライバーを勤めたのはMr. SIMON YAM(JUNの香港代理店 代表)で、彼はレーシングドライバーではありませんがカート歴が豊富にあるため、適応能力はとても早く順調に周回数と共にタイムを短縮していきました。 Zhuhaiサーキットの特長としては1周の間に5速からのフルブレーキングが5カ所も有るストップ&ゴーのコースでありながら180kmオーバーのコーナーも3カ所あるというサーキットとなっています。
JUN EVO 5は筑波サーキット仕様からZhuhaiサーキットに合わせてリヤのスプリングレートの変更を行い、タイヤの温度、空気圧などを調整し、1分44秒前半まで順調にセットアップが進みました。ただし、暑さの為に水温、タイヤ温度などは厳しい状態でした。現在、力を入れている空力効果を狙ったフロント大型スポイラーは、その効果を発揮しフロントの接地感を大幅に高めることができました。
4月28日(日)天気 快晴 外気27度 路面温度47度
注目のレコードホルダー ポルシェGT3 RSも登場しJUN EVo 5と同条件にて比較される事になりました。
JUN EVO 5がスタートすると後を追うようにポルシェGT3 RSもスタートし全くの同一条件の中でタイムアタックとなりました。タイムアタックは合計5 LAP中のベストタイムを採用する為、JUN EVO 5は2LAP走行後にFのみタイヤ交換を行う作戦(タイヤ温度が100℃を越えてしまう為)で水温が連続2LAPで110度まで上がるような状況の中、ポルシェGT3 RSへ3秒の大差を付ける好記録がマーク出来ました。
リザルト
■ JUN HYPER LEMON EVO 5 公式結果 1分43秒31
(タイヤはADVAN A-048)(コースレコード更新)
従来のレコードホルダー:ポルシェGT3 RS 1分46秒台(スリックタイヤを使用)
■ インテグラ DC2(A組 アンダー2.0L NAクラス)1分53秒
JUN 2.0LカスタムKIT+TYPE3カム+GTサージタンク+JUN ECU 仕様
(圧倒的な差の好記録 8秒以上の差を付け優勝)
■ ギャランVR4 EC5W(B組 ターボクラス&ポルシェ等)1分54秒
香港から日本に車両を持ち込みJUNにより製作された車両。
(パワステベルトが飛んでしまう状況の中、パワステ無しの状態になりながらの2位を記録)
1位とのタイムはコンマの差でしかなくベルトさえ有れば優勝を狙える実力を持っていました。